私達は自分達が花粉症にかかりますが、
愛犬や愛猫は花粉症になるんでしょうか?
実は、犬も猫も花粉症にかかってしまうんです!
と言っても、人間とは症状の部位が違うので
気付かない内に発症しているケースが非常に多いんです。
よーく愛犬や愛猫の仕草を見てみてくださいね。
早く気付いてあげる事が出来れば、症状が悪化する事無く過ごす事が出来ますよ。
人間も愛犬・愛猫も穏やかに春を過ごしたいですもんね!
犬も花粉症になるの?
先ほど書いたように、犬も花粉症になるんです。
室外犬の場合、ほとんど外で過ごしているので
いつもと違う仕草を見る事はあまりなく
花粉症を発症しないものだと思っている人も多いんです。
外で過ごす事が多くても少なくても、
花粉症を発症する時は人間だろうと犬や猫だろうと発症するんです。
春になると元気がなくなったり、外へ出かけたがらない、
何だかダルそうにしてる、億劫そうにしているといった
体調の変化がないか、常日頃から気を付けてみておくと違いに直ぐ気づけます。
人間と同様に、全ての犬が花粉症を発症するかと言うと違って、
発症しない犬もいます。
また、人間だとスギ・ヒノキの花粉に反応する人が多いのですが、
犬はイネ科の植物「ブタクサ」に反応する事が多いんです。
ブタクサの花粉ピークは5~8月なので、
その期間で愛犬の様子がいつもと違うと感じたら
動物病院で検査をしてもらいましょう。
ブタクサって名前だけ聞いても、どんなのだったか分からない人も多いですが、
確実に一度は見た事があると思います!
これです!!
ブタクサ。 pic.twitter.com/k2bdpFHdOV
— kiki (@majo7756) 2016年12月6日
生命力めっちゃ強いんですよね・・・
我が家の駐車場の片隅で成長しては根っこから取り除くのですが、
何故か毎年ちゃんと存在をアピールしてくれています。
きっとブタクサは神出鬼没なのかもしれない・・・
我が家では偶然にも獣医師から犬も花粉症になると聞いていたので、
発症する可能性を知っていましたが多くの飼い主は犬が
花粉症を発症している事を気づきません。
その証拠に1995年にアメリカで犬の花粉症が初めて確認されたぐらいで、
きっともっと前から発症している犬がいたそうですよ。
犬の花粉症の症状
犬の花粉症は人間と違って主に皮膚に症状が現れます。
犬は嗅覚が頼りの生き物なので、
ニオイを嗅ぐことで物や人を確認しているので、
口や鼻から入ってくる花粉に対しての免疫が少ないそうです。
では、愛犬に症状が当てはまらないかチェックしてみましょう。
・目ヤニの量が増えたリ涙目になっている
・白目が充血している
・目を痒がっている又は目の周りが腫れぼったい
・目の周りも腫れぼったい
・顔も腫れぼったい
・何だか目が小さくなったように見える
・湿疹が出ていて痒がっている(ソファや地面に擦りつけている)
・耳や目、口の周りを気にしている
・掻き過ぎて毛が抜ける(ひどい場合は膿んでいる)
・皮膚が炎症を起こしていて赤くなっている
・お尻を噛んだり床に擦りつけている
・元気がない
・外へ出たがらない
・ダルそう
・億劫そうにしている
動物病院では人間同様に、
血液検査とパッチテストのような皮内反応を見ます。
そして、動物病院で多少の差はあるかと思いますが、
問診で症状が出始めた年齢や時期、皮膚症状の場所だったり、痒がる時期、
飼育環境を獣医師から聞かれます。
塗り薬はステロイド、飲み薬は免疫抑制剤、ステロイド、抗ヒスタミン薬が処方されます。
ステロイドを愛犬に使いたくない!
と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、
痒みが一日中続けばイライラしたり、飼い主相手でも噛みついたりします。
人間だって一日中痒いのはストレスですよね。
ステロイドを長期間使わない為にも、花粉対策をきちんと行いましょう!
犬の花粉症対策のポイント
対策1 まず、散歩は14時、18~19時は花粉が多いので避け、飛散のすくない早朝、夜間にします。
そして、風の強い日や気温の高い日も花粉が多いので
散歩を控えたリ、回数を減らします。
どの花粉でアレルギー症状が出るのかによって、
散歩ルートを変更してあげます。
花粉が直接肌に付く事を避けられます。
後、ブタクサは草むらに多く生えているので、
草むらに行かさないように気を付けましょう。
身体の表面を不織布などで毛並みに沿って拭き取り、
足の裏も拭いてあげましょう。
先に身体を拭かずにブラッシングをすると、
毛の表面にあった花粉が内側まで落ちてしまい
皮膚に接してしまいます。
人間の様にシャンプーを小まめにしてあげれば、
花粉は洗い流せると思ってしまいますが
洗いすぎると肌の潤いを奪ってしまいます。
すると、皮膚に潤いがないので花粉が付着しやすくなるので、
シャンプーは週2回まで。ドライシャンプーは毎日でもOKです。
そして、空気清浄機や加湿器を利用して花粉が空気中を漂う事を避けます。
出来れば、濡れ雑巾で床掃除がベストですが正直毎日となると結構大変なので、
クイックルワイパーなどを使ってちょっぴりラクをしましょう。
長毛種の場合は、毛を短くカットしてあげるのも一つの方法です。
毛が長いとどうしても花粉が入り込んでしまいます。
ボックスタイプの寝具でも、最近では洗濯しやすい作りになっていますが
面倒だなぁとと言う時は使わなくなったバスタオルを寝具に敷いてあげて、
バスタオルだけを洗濯してあげれば、犬の気持ち良いし洗濯もラクになります。
さいごに
我が家にいるトイプードル4歳は、
昨年の春にくしゃみと鼻水が出ていたので
先住犬の健康診断の時に獣医師に何気なく聞いた事から
犬も花粉症を発症する事を知りました。
幸いなことに、花粉症ではありませんでしたが
ブタクサにアレルギーがある事が分かったので
今までは川沿いを散歩していましたがブタクサが群生している事から、
住宅団地をまわるという散歩コースに変更しました。
健康診断の時にでもアレルギー検査をしておけば、
春に発症する前に対策をうつことが出来ると思います。
人間と違って「痒いー!!」と言えないので、
先回りで色々予防しておく事が大切ですよね。
また、塗り薬ならまだ楽ですが、飲み薬となると
敏感な犬は手を変え品を変えても薬を吐き出してしまいます。
そんな苦労は犬も飼い主も可能な限り避けたいですよね。
この春はちょっと愛犬の様子を観察してみて、
花粉症を発症していないか見てみてくださいね。
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