秋の紅葉を見ようかな!?
と久しぶりにハイキンググッズを準備していたら
なんかザックがにおうな・・・
内側のコーティングがベタベタするぞ・・・
コーティングがポロポロはがれるぞ・・・
そうなってしまったらどうすればいいのかな?
リュック(ザック)のコーティングがはがれてきちゃった・・・
登山用に限らず、たとえばレスポのバックだったり
どんなバックでもありえることなんですが・・・
特にたまにしか使わないリュックなどに起きてしまう現象があります。
秋も深まってきて紅葉ハイキングに行こうかな(^^)
って準備していたら
・なんかザックがにおうな・・・
・内側のコーティングがベタベタするぞ・・・
・コーティングがポロポロはがれるぞ・・・
そんなこと無いですか?
これって何でこうなるの?
ってことなんですが、
原因は防水のために使っているポリウレタンコーティングのせいなんです。
ポリウレタンコーティング???
あまり馴染みの無い言葉ですが
結構身近に使われています。
どんなものかと言えば
ナイロン素材の裏にポリウレタンと言うものを塗って
ナイロン素材に水を通さない加工をすると言うものです。
でも、困ったことにこのポリウレタンコーティングは
水分と反応してしまいます。
つまり空気中の水分と反応して加水分解(劣化)してしまいます。
その加水分解したポリウレタンが
初期・・・におう
中期・・・ベタベタする
後期・・・ポロポロはがれる
そんな状態になっているんです。
妻のレスポのバックも旅行に使おうかな?
って思ったら変なにおいが・・・
加水分解してしまいました・・・
この現象は残念な事に避けることが出来ません。
進行の早い遅いの差はあるのですが、空気中に水分がある限り
加水分解は進んでしまいます。
もし、劣化してしまったバックはどうしましょう???
捨てるしかないの!?
劣化してしまったザックの再生方法
冒頭の写真は私の10年以上使っているザックなのですが
ここまで来ると乾燥したポリウレタンコーティングのカスは
結構こすれば落ちてくれます。
でも初期~中期は数年でなるのですが
後期(ポロポロ)の状態には結構年月がかかります。
なんか人工的にここまで劣化させてコーティングをはがれる手は無いのかな?
って思いますよね?
剥がした後はナイロンだけになるので
多少テロ~ンってして、防水性はなくなりますが
剥がす方法の紹介です。
その際、はずせる付属品は全てはずしましょう!
2、たらい(なんて無いですね!?)など、お風呂でも可
に40度~45度のお湯をバックが浸かるくらい用意します。
3、重曹を溶かします。
分量は量にもよりますがバケツ1杯に150g~200g位です。
4、1晩放置します。
劣化したポリウレタンコーティングが溶け出して水が茶色く濁ります。
5、溶けきってないコーティングをブラシでこすって落とします。
縫い目などの端っこは歯ブラシでこすると落としやすいです。
6、よくすすいで重曹を落として、陰干しして乾いたら完了です!
お疲れ様でした(^^)
ナイロン生地だけになるので防水力は0(ゼロ)になります。
スタッフバックなどをザック内部に入れて防水対策をお忘れなく!
もしくは登山メーカーからギア専用の防水剤も出ています。
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防水加工&スタッフバックなどの併用がおすすめです。
ニクワックス使用時の注意点
ここで私の失敗談を一つ紹介します。
上のニクワックス防水スプレーをザックに使用したときのことです。
この防水剤は超強力なため、その効果に期待してルンルン気分で
ザックにシュッシュッってスプレーしました。
防水性に磨きがかかったザックを背負い北アルプスに登山しに行ったときのことです・・・
60Lで15kgある荷物です。
なんかザックの各所のベルトが緩んできます・・・
当然15kgも有るものが入ったザックが緩むので不快感極まりないし
とにかくちゃんと背負えなくて疲れます!
最悪な山行となってしまいました。
後で考えたのですが、恐らくこのニクワックスの防水スプレーが原因です。
でもニクワックスがいけないんじゃなくて自分が悪いんです!
そのときの処理法ですが、ザックに少しの水分も寄せ付けたくない私は
ザックの隅々まで丁寧にスプレーしました。
そうザックのベルトまでも!
このニクワックスにはシリコンの成分が入っています。
このシリコンは滑りが良くなる性質があります。
これです!原因は。
ザックのベルトの抵抗が減り、重さに耐え切れなくなり
少しずつ締まっていたベルトが緩んできたんです・・・
そんな失敗談から私は学びました(^^)
ザックのベルトには防水スプレーしてはいけない!
防水スプレーしていいのはザックの本体だけ!
と。
まとめ
いかがでしたか?
劣化してしまったバックの対処法とその後の防水方法の注意点でした。
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