長野県と富山県から室堂という場所に行くと見れます。
通称「雪の大谷」です。
雪の便りも聞こえてきたし、さぁ見に行こうか!
って、ちょっとまったぁ~
雪の大谷って冬は見れないんですよ。
だって今の時期の立山は登山のエキスパートたちの世界が広がっているんです。
立山の雪の大谷って冬も見れるの?
雪っていつ降りますっけ?
えっ、なんの質問してるの?
と言うくらい誰でもわかる質問ですよね。
そうですね、答えは冬です。
では、日本が誇る観光スポットにもなっている
立山は室堂の『雪の大谷』10mを超す雪の壁ですが、
冬は見れるでしょうか?
雪の大谷なんていうくらいなんだから冬でしょ!
答えはそれでいいですか?
ブッブゥー
答えは見れないんです。
ええそうなの?
って思うと思いますけど11月~3月の冬は(11月は秋、3月は春かもしれませんが)
雪の壁は見れないんです。
それには
・冬は豪雪過ぎて近づけない
・上記の理由で交通機関がストップして室堂までいくことができない。
・冬の雪質では雪の大谷は出来上がらない
などなど、いろいろな理由があります。
まず、冬は雪が多すぎて近づくことも出来ません。
雪の大谷がある室堂は標高2500m地帯です。
真冬にいったことがなく、4月からしか行ったことがないので
正確でないかもしれませんが積雪量は最大20mとかあります。
そのため人は近づくことすら出来ない領域なのです。
そしてそのため、富山側からも長野側からも公共機関は
全て冬期運休となります。
そのため交通手段はなくなるため室道には行くことができません。
さらに雪の大谷は冬の雪では作ることは出来ないんです。
んっ、作る?
と思った人もいますか?
そうなんです、雪の大谷って人間が作り出したものなんですよ。
どういうことかと言うと、
富山側から立山室堂に行こうと思うとケーブルカーとトローリーバス
に乗って行く事になります。
そこらへんについてはこちらに詳しく書きました。
黒部アルペンルートで雪の大谷が見たい!いつ?行き方は?服装は?
トローリーバスというからには形は普通のバスに乗ります。
と言うことはバスは道路を走りますよね。
そこに雪があったら走れませんよね?
なので除雪をするのですが、除雪の際に避けた雪
それが積み重なり高さを増して垂直な雪の壁
「雪の大谷」になるんです。
と言うことは
除雪が出来る時期(春)にならないと雪の大壁は出来ないんです。
以上のことが絡み合い冬には雪の大谷が無いのですが、
もし何らかの手段で冬に立山に行ったとしたらどんな世界だと思いますか?
その世界は登山をやる人の中でもエキスパートの領域で
普通の人なら数分も表に立っていられないくらい寒くて過酷な世界です。
なので、天候が安定してくる春に
雪の大壁は作られて一般公開されるんです。
立山の雪の大谷の時期はいつ?
ではいつになったら雪の大谷は見れるのでしょうか?
2015年は4/16~6/22でした。
終わりは段々と壁が低くなるだけで大谷がいきなり消えるわけでは有りません。
でも、始まりは立山黒部アルペンルートが開通する日
と言うことになります。
毎年第3木曜日くらいなので2016年は4/14くらいでしょうか?
なので、雪の便りが聞こえてきて
「今年こそ行きたいと思っていた雪の大谷へ」
という気持ちを抑えて春まで待ちましょうね。
まとめ
雪の大谷→雪→冬
と連想できるので結構当ブログにも「雪の大谷」と言うワードでの検索が増えています。
11月中まではアルペンルートは開通しているので
室堂まで行くことが出来ますが、そこはほぼ真冬です。
1日で1m雪が降ることもあります。
なので一般的に観光では行く時期ではないので気をつけてくださいね。
ちなみに立山への行き方や服装についてはこちらの記事を参考にしてください。
黒部アルペンルートで雪の大谷が見たい!いつ?行き方は?服装は?
下界は暖かい春といってもそこは標高2500m
いきなり真冬のような世界に脚戻りと言うことも有ります。
服装などしっかり対策しましょうね。
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