乳歯の虫歯ケアのフッ素の効果と影響は?本当に安全で良いの?

子供の歯が生えてくると気になるのが虫歯予防ですよね。
虫歯になって欲しくないと願わない親は居ないでしょう!
私は子供の頃から虫歯になりやすかったので、我が子にはそんな経験をして欲しくはないと
願っています。

市区町村から子育ての参考にと渡された本や、検診で「フッ素」をすすめられたり、
又はママ友はフッ素を塗布する予定だったり既に通院していたりして気になっていませんか?

ネットで検索するとフッ素が毒物だと書いてあるサイトが多くあり、
不安になってしまいますよね。

医療知識のない私達が気をつけなくてはいけない事は、
両方の意見を見比べてから判断しなくてはいけないと思います。

私自身も我が子にフッ素を塗布してもらおうと歯科医を検索した時に、
フッ素が毒物だとネットで知りました。

じゃあ何故、歯科医が推奨しているのか?

迷っているママや不安になっているママは多いと思います。
私が調べた事が少しでも役に立てばと思います。

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乳歯の虫歯ケアのフッ素の効果と影響は?

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まず、大半の人がフッ素を塗布すると
歯が固くなり強くなると信じていますよね。

これが間違いなんです。

フッ素は「虫歯になりにくくする」効果があり、
決して虫歯を完全には防げないのです。

一方でフッ素を乳歯に塗布するのは危険だという意見もあります。

フッ素を塗布する事に不安を感じているママは
恐らくはそういった情報をネットで見たからではないでしょうか?

フッ素は確かに毒物です。

これは間違いない事実ですが、
歯科医院で塗布されているのは「フッ化物」と言われるものです。

フッ素は殺鼠剤として用いられていますが、
フッ化物は別物になるのです。

つまり、フッ素は元素でありフッ化物は無機のフッ素で
水に溶けた時にマイナスイオンになります。

毒物ではある事は間違いないので、
使用量と許容量が日本では定められています。

フッ素で歯が強化されていない事は研究により証明されているので、
歯が強くなるのではなく初期虫歯ならフッ素で自然に治す効果があります。

どういう事かと言うと、
フッ化物は歯の耐酸性を向上させて再石灰化を促進させる効果があり、
口の中ではう蝕原因菌つまりは虫歯菌の酸産正能を抑制させる効果があり、
初期虫歯が出来たとしても歯を削らせて虫歯菌を増やす事を抑える働きをしてくれます。

これで虫歯が出来難くなるという訳です。

ただ小児期はエナメル質が形成される時期です。
この時期に高濃度のフッ素に晒されると
「歯牙フッ素症」になる可能性があり、
歯の表面がガタガタとした層になってしまう事があります。

なので、歯科医院でどれぐらいの濃度でどれ程の量を塗布するのか
予め聞いておくと安心ですよね。

では、目安になる使用量と許容量です。

生後10か月 使用量は0.5mg 許容量は0.7mg
1歳 使用量は77mg  許容量は144mg
4歳 使用量は122mg 許容量は244mg
9歳 使用量は222mg 許容量は1110mg

フッ素の効果が出るのは2カ月に1回の頻度で、
定期的に塗布出来なかったり年に2回と期間が空くと
フッ素の効果は期待できません。

年に数回程度だと虫歯予防率は20%~40%程度、
2カ月に1回の頻度で50%~80%の予防率になります。

3歳になるとブクブクうがいが可能になるので、
フッ化物入りの歯磨き粉とフッ化物洗口を毎日する事で
虫歯の予防率は80%程になります。

フッ化物入り(フッ素入り)歯磨き粉を使うのとそうでない歯磨き粉では
フッ化物入りの歯磨き粉の方が虫歯が20~30%少ないそうです。

迷っている内にもう直ぐ3歳!というママ、
今使っている歯磨きジェルがフッ化物入りならばそのまま使い続け、
3歳からフッ化物洗口で予防を始めて見るという方法もありますよ。

当然、歯科医院でのフッ化物塗布の方が濃度も高く効果は高いですが、
やはり口の中の状態は個人差があり予防率にも個人差は影響します。

参考 https://www.jda.or.jp/park/prevent/index05_09.html

子供の歯磨き粉フッ素なしのおすすめ3選

今ドラッグストアなどで売られている乳幼児用の
歯磨きジェルのほとんどが「フッ化物」が配合されています。

むしろフッ化物なしの歯磨きジェルを探す方が困難と言えますよね。

勿論手に入らない訳ではありません!
ネット通販で簡単に購入する事も出来ますし、歯科医院でフッ化物の入っていない
歯磨きジェルを取り扱っていれば歯科医院で購入する事もできます。

「パックス こどもジェルはみがき」

これがフッ化物が配合されていない歯磨きジェルの中で最もおススメです。
可愛いアライグマが目印で、原産国は日本です。

「Tom’s of Maine ストロベリーフッ素なし歯磨き粉」

外国産の歯磨き粉です。こちらはネット通販で購入可能です。

「メイドオブオーガニクス オーガニック トゥースペースト」
発泡成分は入っていないので、ゆっくりブラッシングする事が出来ます!

口の中は皮膚と違って吸収率が80%も高いので、
いくら安全な量しか入っていないと分かっていても
フッ化物の配合された歯磨きジェルを子供に使いたくない!!
というママも増えています。

そして、フッ化物の入っていない
オーガニックな歯磨き粉もちゃんと存在しているので安心ですね。

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乳歯のケア方法

最近では子どもの歯が生えてきたら
毎食一生懸命両親が歯磨きをさせていますよね。

最初は簡単だった歯磨きも、次第に嫌がり羽交い絞めにした状態で
無理やり歯磨きをさせているなんて事も多いです。

私もその一人で、毎食後嫌がる子どもを羽交い絞めにして
「あーの口よ!いーの口だよ!」と言いながら歯磨きをしていました。

時には強く磨き過ぎて出血なんて事もあり、
1歳半検診で歯科医に歯磨きの仕方が間違っているのか相談をしました。

結果、2歳になるまでは歯磨きは
嫌がって当たり前だという事を言われました。

そして、歯ブラシの持ち方指導をしてもらい
やり方は今のままで問題ないとの事でした。

歯が生えてきた頃は濡らしたガーゼで歯を素早く拭きます。
ここで手こずると赤ちゃんは大泣きしちゃうので、本当に素早く!
そして、前歯がキレイに生えたら乳歯用の歯ブラシで表と裏側を磨きます。
この時に歯ブラシは濡らしただけでも大丈夫ですよ。

生後8か月を過ぎるとある程度歯が生えてきますので、
念入りに歯磨きをするようにしましょう。

嫌がって歯磨きをさせてくれない!と悩むママも多いですが、
ここは心を鬼にして磨きます。
1日3回が無理でもせめて1日1回は必ず歯磨きをするようにしましょう。

歯ブラシは子供が持ちやすい物でも良いし、
子供の好きなキャラクターが付いたものだと
歯磨きに対する嫌悪感が和らぎそうですよね。

歌を歌ったりして、親の「必死感」が
伝わらないようにするのが個人的にオススメです。

歯磨きするぞ!と意気込んで必死になると、
洗面所に歯ブラシを取りに行っただけで我が子は逃げてしまいます(涙)

両親がニコニコしながら歯磨きをしたり、
普段から膝枕などで転がって一緒に遊んだりする習慣をつけると
楽ちんだというアイディアもあります。

先ずは、「食べたら磨く」を習慣にしていく事が大切ですよね。

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さいごに

1歳半検診の歯科検診で私はフッ素塗布の話はされませんでした。
ですが違う日に検診を受けたママ友はフッ素塗布を薦められたそうです。

歯科医によって考えが違うなら、私達ママだって迷ってしまいます。

ネットで検索すると悪い物だ!と書いてある記事が
必ず上位に並んでいて不安が膨らんでしまいます。

メリットを検索する方が時間がかかってしまいます。

日本では含有量もきっちり決められているので、
たとえフッ化物入りの歯磨きジェルを1本飲み込んだとしても
(あり得ない事ですが)、急性中毒になったり致死量になったりはしません。

ただ、身体への影響がゼロではないという事だけは
しっかり理解しておく必要はありますよね。

40代のママは子供の頃フッ素を塗布したという人は少ないかもしれません。
今ですら良い悪いの情報が偏っています。

歯磨きに加えて更にフッ素で虫歯予防をという気持ちで
フッ素を塗布する事を選択するのも良いと思います。

ただ、きちんと理解しておくべき事は、
歯科医院で塗布するフッ素はフッ化物であって
有毒100%のフッ素ではないという事。

許容量が定められてはいるけれど、
身体への悪影響はゼロではないという事。

結局は私達親の気持ち次第であるということです。
意見が分かれているという事は、
完全に良い物ではないけれど悪い物でもないという事ですよね。

ネット検索する時は是非時間はかかりますが、
メリットも同時に検索をして判断をしてくださいね。

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