髄膜炎の完治の目安や再発について、大人が罹る原因を知り予防しよう

髄膜炎と診断されると、軽症であっても安静にするよう医師から指示されます。

無菌性の場合、特効薬がない事が多いのでひたすら症状が和らいでくるのを待つしかありませんが
病名が分かっただけでもホッとしますよね。

ですが、いったいいつ治るの?いつまで辛い思いをするのか気になってしまいますよね。
そんな髄膜炎になってからの事を体験談を踏まえてお伝えします。

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髄膜炎の完治の目安は?

髄膜炎になると入院になる事が多く、軽症だと1週間~10日程入院します。
症状が重い場合は1か月入院する事もよくあります。

髄膜炎には「細菌性」と「無菌性」とあり、原因菌が細菌の場合は抗菌剤の投与が中心となり、2週間~1か月ほどで完治します

原因菌が細菌ではなくウイルスの場合は「無菌性」と診断され、ウイルスには特効薬がないため対処療法中心となるんですが、
細菌性より完治するまでの期間が短く、1週間~2週間で良くなります

ただ、あくまでも目安なので症状には個人差があります。
無菌性だけど1か月入院する事もありますし、細菌性だけど思ったよりも早くに完治して退院する事もあります。

詳しくはこちらもご覧ください!
髄膜炎とはどんな病気?

髄膜炎は再発するの?

本来、髄膜炎はきちんと治療を行って完治すれば再発はしませんが、薬剤耐性菌の場合体内にわずかに残った細菌によって再発する事があります。

それ以外の場合、処方された薬はきちんと飲む事と必ず安静にしておく事が重要です。

風邪やインフルエンザと同様に飛沫感染により、髄膜炎を発症しますが人から人への感染はゼロではありませんが稀です。

例えば子供が髄膜炎にかかった時は、看病する大人は万が一にも感染しないようにマスクや手洗いうがいをしっかり行う事が大切ですし、
日ごろからウイルスや細菌が体内に侵入しないように風邪と同じ予防策を日々行うようにしましょう。

また、夏になると「手足口病」「ヘルパンギーナ」を発症しやすくなりますが、そこから合併症として髄膜炎を発症する事もあります。
手足口病もヘルパンギーナも子供が罹りやすい病気と思われがちですが、これらは感染するので気付かないうちに感染しそこから合併症で髄膜炎を発症する事もあります。

そして、髄膜炎は一度罹れば2度と発症しない訳ではありません
細菌やウイルスが原因なので、風邪やインフルエンザ同様に人によっては数回発症する事もあります。

治ったと思ったけれど症状が再燃するのは、完治していない証拠です。
退院後はしばらくは体力も落ちていますし、免疫力も低下していますので退院後しばらくは体力が戻るまでは無理をせずに過ごすようにしましょう。

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髄膜炎に大人がかかる原因を知り予防しましょう!

大人が髄膜炎にかかる時の原因菌のほとんどが「肺炎球菌」と「髄膜炎菌」ですが、髄膜炎菌は日本での感染報告は非常に少ないようです。

アメリカでは予防接種を呼び掛けている状況で主に中央アフリカでは猛威を振るっていて、人から人への感染します。
ですので、海外渡航予定の人は是非とも予防接種を受けるようにしましょう。

また50歳以上になると肺炎球菌とグラム陰性桿菌、リステリア菌が主な原因菌となります。
潜伏期間は2~10日程で平均すると4日程で、これらはほとんどが飛沫感染によって髄膜炎を発症します。

髄膜炎菌が流行している国へ渡航する場合、日本で唯一認められている「メナクトラ」という予防接種を受ける事ができます。
メナクトラは2歳以上55歳未満なら妊婦さんでも接種可能ですが抗体が出来るまで2週間かかる為、余裕をもって受けましょう。

それ以外での髄膜炎を予防する為の予防接種はインフルエンザ桿菌(Hib)、肺炎球菌が有効です。
肺炎球菌は一回で5年間も有効なので、通常のインフルエンザの予防接種と合わせて肺炎球菌の予防接種を受けると、インフルエンザも一緒に予防する事が出来るのでおススメですよ。

肺炎球菌は金額がちょっと高額で8000~10000円するので、お財布に厳しいのが難点ですね。

さいごに

細菌もウイルスも普段から私達の傍にいるものですが、私達の体力や免疫力、抵抗力が落ちた時に体内に侵入しくっついて増加してしまいます。
そうさせないためには、やはり普段からの生活習慣を見直し規則正しい生活にする事が何よりも重要なのですが、これって意外と難しい事ですよね。

なので、手洗い・うがいをする事だけは続けてみませんか?
髄膜炎を発症したのは私の旦那ですが、2度程髄膜炎を発症しています。
髄膜炎を発症する前はマスクはしていましたが、手洗いとうがいは不十分だったと言っていました。

やはり、手洗いうがいが一番最強の予防策だと実感しています。

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